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2025-01-22 ブログ

後悔しない!真鍮表札の経年変化から切り文字、磨き方まで徹底解説

新築やリフォームの際、意外と迷ってしまうのが表札選び。せっかくなら、個性と高級感を兼ね備えた長く愛用できる表札を選びたいですよね。

そこでおすすめなのが「真鍮表札」です。真鍮表札は、個性や高級感があるだけではなく、経年変化を楽しむこともでき、種類も豊富でお住まいの住居にぴったりな表札を選べます。

この記事では、真鍮表札の特徴や種類、メリット、デメリット、お手入れ方法まで詳しく解説します。

真鍮表札の特徴

真鍮表札の特徴には以下の3つがあります。

・個性と高級感がある

・漢字でもできる

・経年変化を楽しめる

順に紹介しましょう。

個性と高級感がある

個性と高級感にあふれる真鍮は、近年、表札の素材としても人気を集めています。真鍮は、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金で、黄金色の美しい輝きを放ちます。その輝きと高級感は、玄関先に重厚な雰囲気を出し、住まいの顔となる表札にぴったりです。古くから工芸品や楽器、通貨など、さまざまな用途に用いられてきた真鍮は、表札としても高級感のある個性的な味わいを楽しめるのです。

漢字でもできる

真鍮の表札は、アルファベットだけでなく漢字での制作も可能です。 「漢字なら和風住宅にしか合わないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。 真鍮の持つ独特の輝きと高級感は、和風洋風を問わず、さまざまな住宅様式に調和します。

漢字と一言で言っても、書体は、楷書や行書、草書、隷書などがあり、それぞれの書体においても線の太さや丸みの違いなどでイメージが大きく変わります。好みのスタイルや、住宅の雰囲気、表札のデザインに合わせて、アルファベットだけでなく漢字でも表札の制作ができるのです。

経年変化を楽しめる

真鍮の魅力の一つに、経年変化を楽しめる点があります。真鍮の経年変化とは、真鍮が空気や水分に触れて酸化し錆びが発生することです。

しかしこの錆は真鍮の魅力を損なうものではありません。むしろ錆が発生することで、黄金色に輝いていた色味から徐々に落ち着いた黒っぽい深みのある色合いに変化していくという真鍮ならではの味わいを生み出します。

この経年変化こそが真鍮の魅力であり、世界に一つだけのオリジナル表札に変わっていくのです。

真鍮表札の種類

真鍮表札の種類には以下の3つがあります。

・プレートタイプ

・切り文字タイプ

・北欧風

順に解説します。

プレートタイプ

プレートタイプとは、真鍮のプレートに文字や模様を刻印したオーソドックスなタイプの表札です。すっきりしたデザインで洋風でも和風でもどんな住宅にも合わせやすいのが特徴です。刻印する文字の書体やプレートの形、大きさなどが自由に決められ、簡単にお好みの表札が作成できます。

切り文字タイプ

切文字タイプは、真鍮から文字を切り抜き、それをベースに取り付けたり直接壁に貼り付けたりする表札です。立体感が演出でき、シンプルですがおしゃれな雰囲気の表札を作成できます。

北欧風

北欧風表札は、北欧をイメージするようなカラーや自然をデザインに活かした表札です。シンプルなデザインと温かみのある雰囲気が特徴で、ナチュラルテイストの住宅によく合います。

真鍮表札は風水的にいいの?

出典:photoAC

風水では、玄関は家の運気を左右する重要な場所です。真鍮は金運アップや幸運を呼び込む効果があるとされています。そのため玄関に真鍮表札を設置することは、風水的に良い気を呼び込み、幸運と金運をアップにつながると考えられます。

真鍮表札のデメリットと対策

出典:photoAC

ここでは、真鍮表札のデメリットとそれぞれの対策を紹介します。

錆びやすいのでコーティング処理したものを選ぶ

真鍮は、水分や空気に触れると酸化し錆びやすい性質があります。時間の経過とともに、少しずつ黒っぽく変色してしまうのです。

錆を防ぐためには、コーティング処理された真鍮表札を選びましょう。しかし、真鍮の経年変化に伴う錆で徐々に黒っぽく変色していくさまは、真鍮表札の醍醐味でもありますので、コーティング処理で錆を防ぐかどうかはお好みの選択になります。

コストが高めなので、メーカーから直接購入する

真鍮は、銅と亜鉛を混ぜて作られる合金です。そのため、銅や亜鉛の価格が高騰すると、真鍮の価格も必然的に上昇します。近年では、世界的な需要増加や資源の供給不足などを背景に、とくに銅の価格が高騰しており、真鍮製品の価格も上昇傾向にあります。

コスト対策としては、メーカーから直接購入することで、中間マージンをカットできるため、よりリーズナブルに購入できる場合があります。

真鍮表札の磨き方

真鍮表札は定期的に磨くことで、輝きを保ち長く愛用できます。ここでは、真鍮表札の磨き方を紹介します。

軽い汚れは乾いた布で拭く

真鍮表札の表面に付着した軽い汚れは、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。力を入れすぎると傷の原因となりますので、注意が必要です。とくに雨上がりなど、酸性雨が乾く前に拭き取ると、腐食を防止できます。

ひどい汚れは薄めた中性洗剤で拭く

泥汚れやほこりなどがこびりついたひどい汚れの場合は、まず水で洗い流してください。その後、水で濡らした柔らかい布で、丁寧に汚れを拭き取ります。それでも汚れが落ちない場合は、中性洗剤を薄めた液を布に含ませ、優しく拭き取ると効果的です。

洗剤が残ると変色や腐食の原因となる可能性がありますので、使用後は水でしっかりと洗い流し、柔らかい布で水気を拭き取ってください。

金属用の研磨剤で磨くのはあり?

真鍮表札の輝きを取り戻したい場合は、金属用の研磨剤を使うこともできます。軽く磨くだけで黒ずみが落ちるため、短時間で手軽に表札を綺麗にできるのです。しかし、ピカピカになりすぎて表札の風合いが変わり、求めていたイメージと違うこともあるのでご注意ください。

真鍮表札の研磨剤としては、「ピカールネオ」という商品がホームセンター等で販売されています。

真鍮表札の磨き方

それでは、実際に真鍮の表札を磨くときの手順を紹介します。

5年間、過酷な環境下で使用されたクリアコート未加工の真鍮表札。経年変化の度合いは使用環境により異なります。

今回はこちらの真鍮表札(クリアなし)のサビ落としをしていきます。

用意するものはピカールネオ、ウエス(布)、ビニール手袋、マスキング(養生テープ) です。

表札の周りの壁をマスキングします。

真鍮を磨いた際に出る汚れはかなり黒いので、もし白い壁に磨き汚れが付いてしまうと掃除が面倒ですので、ここはしっかりと一手間かけてきちんとマスキングしておきましょう。

手袋をつけ、ピカールをよく振ります。ウエス(布)にピカールを少量(10円玉くらい)付けます。

真鍮表札に擦り付けるように磨いていきます。

10往復くらいするとこれくらいの輝きになりました。意外と簡単に汚れが取れてくれます。

さあ、この調子でどんどん進めていきましょう!

ピカールが表札の上で見えなくなったり、研磨力が弱くなってきているなと感じたら、ウエスを折り返して綺麗な面を出してあげてピカールを追加して磨いていきます。

真ん中に差し掛かってきました。作業もあと半分です。文字の部分は塗装を剥がしてしまわないよう、慎重に作業していきます。

少し磨くスピード緩めたり、塗装が剥がれない程度に徐々にスピードを上げたり、力を弱めたりと、色々試してみてください。

真鍮の汚れとピカールの成分でウエスが真っ黒になってきます。

ピカールを追加するタイミングでウエスを折り返して綺麗な部分で磨いてあげると効率がアップしますよ。

(写真のように表札の周りも真っ黒になっていて、マスキングの重要性がお分かりいただけるかと思います)

最後に仕上げにピカールを付けずに乾拭きで表札に付いた余分なピカールを拭き取ってあげて完成です。

10分ほど磨いてこれくらいの状態になりました。よく見るとまだ少し汚れの跡が残っていますが、程よいアンティーク感があり、これくらいの状態が真鍮独特の温かみを感じられる仕様で良い感じかと思います。

最初の状態と比べてみましょう。10分程度磨いただけで明らかに綺麗になっていますね。

もっと新品のようにピカピカにしたい方は20〜30分程度磨いてあげると鏡のようにピカピカに仕上げることも可能ですので是非チャレンジしてみてください。

最後にマスキングを剥がして完成です。

おしゃれな真鍮表札のオーダーはオリーブのいえへ

ここまで、真鍮表札の魅力や経年変化、磨き方などのお手入れ法などを見てきました。真鍮表札は、個性と高級感、経年変化による魅力など近年人気の表札の一つです。

私たち「オリーブのいえ」では、さまざまな種類の真鍮表札を提供しています。表面のコーティングなどのご要望にもお応えできます。また、他の素材の表札についても多数取り扱いがございます。

表札の専門メーカーとして耐久性やデザインにこだわり続けお客様からも「自慢の表札です」「高級感がありすごくおしゃれ」など嬉しい声をいただいています。

ご興味のある方は、ぜひ下記より商品の詳細をご覧ください。商品は、インターネットから簡単にオーダーできます。

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